断熱 THERMAL INSULATION 断熱性能へのこだわり 断熱の重要性と8つの戦略とは 住まいの「快適さ」「光熱費」「健康」を支える断熱。私たちは”断熱システム設計”を標準化。8つの断熱戦略を全棟標準で採用しています。 吹付断熱 隙間ゼロを追求する密着断熱 基礎断熱 床下からの冷気を完全ブロック 屋根断熱 真夏の小屋裏温度を大幅カット 外張り断熱 魔法瓶のように家を包む 断熱等級7 国の最高等級を超える性能 トリプルガラス 窓の断熱を飛躍的に強化 樹脂サッシ アルミの1000倍の断熱性 高気密 C値0.5以下の実測性能 日本の四季を快適に暮らせる住まいをつくるために、私たちは断熱を”システム”として設計します。 Spray Insulation 吹付断熱 現場で液状の断熱材を吹き付けて膨らませる「現場発泡ウレタン吹付断熱」を標準採用。柱と柱の間、配線まわりの微細な隙間にまで密着し、高い断熱性と気密性を同時に実現します。さらに、時間が経っても痩せにくく、剥がれにくいため、長期にわたって断熱性能が維持されます。 隙間があると、どんな高性能断熱材でも意味をなさない。だから、吹付断熱が選ばれています。 主なメリット: ・すき間なく施工可能で断熱性能を最大化・気密性も同時に確保できる・耐久性が高く経年劣化が少ない Foundation Insulation 基礎断熱 床下断熱が一般的な中、私たちは基礎全体を断熱する「基礎断熱」を標準としています。基礎立ち上がりとスラブ(床下のコンクリート面)全体を断熱材で覆うことで、地中からの冷気や湿気を遮断します。床下空間まで快適な温度帯となり、床の冷たさを感じにくく、結露も発生しにくい構造を実現します。 床下も室内空間と同等の環境に。住まい全体が均一な温度で包まれます。 主なメリット: ・床下からの冷気侵入をシャットアウト・床下結露を防止しカビ・腐食対策に・床下収納やエアコンの効率が向上 Roof Insulation 屋根断熱 屋根断熱は、屋根面に直接断熱材を施工する工法で、小屋裏空間の温度上昇を抑制します。夏場、屋根裏の温度が60℃を超えることもありますが、屋根断熱によって小屋裏も居室同様の断熱空間とすることで、エアコン効率が向上し、2階やロフトも快適な空間に変わります。 小屋裏温度の劇的改善 屋根断熱を施すことで、真夏の小屋裏温度を約30℃も低減。室内温度の安定化と冷房負荷の大幅削減を実現します。 屋根裏の温度 60 ℃ 主なメリット: ・夏の冷房効率が大幅に向上・2階・ロフト空間の温度差を軽減・屋根裏収納も快適な温度に・建物全体の断熱性能を底上げ Exterior Insulation 外張り断熱 構造体の外側から家全体をぐるりと断熱材で包み込む「外張り断熱」も併用しています。これにより、柱・梁などの構造体が外気温の影響を受けにくくなり、熱橋(ヒートブリッジ)を防止。家全体を魔法瓶のように断熱することで、より安定した室温が保たれます。 熱橋(ヒートブリッジ)を防止することで、冬場の結露やカビの発生も大幅に抑制。断熱効果を最大化します。 外張り断熱のメリット: ・魔法瓶効果による室温の安定化・熱橋(ヒートブリッジ)の発生を防止・結露の防止と構造材の保護・断熱・気密性の総合的な向上 Standardized Insulation Grade 7 断熱等級7 標準化 日本の住宅断熱基準で最高等級にあたる「断熱等級7」を、当社では標準仕様としています。これは北海道でも暖房費を最小限に抑えられるレベルの断熱性能です。具体的には、UA値(外皮平均熱貫流率)が0.26W/㎡K以下(温暖地例)など、HEAT20が提唱する最高グレードG3レベルの基準を満たしています。 多くの大手ハウスメーカーでさえ、等級6止まりのところ、私たちはさらにその上へ。 主なメリット: 断熱等級 性能レベル 基準値 等級5-6 HEAT20 G2 UA値0.34以下 等級7 HEAT20 G3 UA値0.26以下 ※値は6地域(温暖地)の例 Triple Glass トリプルガラス 窓からの熱の出入りは、壁の4倍以上とも言われます。私たちはLow-E加工を施したトリプルガラスを標準で採用。3層のガラスと中空層によって、冬は暖気を逃がさず、夏は日射熱を遮断。遮音性も高く、静かで快適な室内環境が整います。単層ガラスの約6倍の断熱性能で、エネルギー効率を大幅に向上させます。 トリプルガラス+樹脂サッシの組み合わせにより、窓まわりからの熱損失を極限までカットできます。 主なメリット: ・冷暖房効率の向上と光熱費削減・室内温度のムラを抑制・結露を防ぎカビやダニの発生を抑制・外部騒音のカットによる静かな室内環境 Resin Sash 樹脂サッシ 一般的なアルミサッシと比べて、約1,000倍の断熱性能を持つ樹脂製サッシを標準装備。結露の発生も抑え、窓まわりのカビや劣化を防ぎます。樹脂サッシ+トリプルガラスの組み合わせにより、窓まわりからの熱損失を極限までカットします。 窓は壁面積の10~20%でも熱損失は40~50%。だからこそ窓の断熱性能が住まいの快適さを決定づけます。 主なメリット: ・優れた断熱性(アルミの約1,000倍)・結露の抑制によるカビ・劣化対策・室内温度の安定化で冷暖房効率アップ・優れた防音効果で静かな室内環境を実現 High Airtightness 高気密 断熱性能を活かすには、気密性能の確保が欠かせません。当社では全棟において気密測定(C値測定)を実施し、C値0.5以下を標準としています。これはZEH住宅の基準(C値=1.0)を大きく上回るレベルで、家中のすき間を極限まで減らすことで、冷暖房効率・快適性が飛躍的に向上します。 高気密は外気の侵入を防ぎ、室内環境の安定に直結。高断熱とセットで効果を発揮します。 C値測定で得られるメリット: ・数値化によるエビデンスのある品質保証・冷暖房の効率向上と光熱費削減・結露やカビの発生リスクの低減・適切な換気システムとの連携で理想的な室内環境を実現 断熱がもたらす"総合的な快適性" 断熱は単なる「温度管理」ではありません。住まいのあらゆる面に直結する重要要素です。すべてが揃ってこそ、本当の「快適」が実現します。 省エネ・光熱費削減 室内の熱を逃がさない性能 健康被害防止 自然エネルギーを取り込む設計 住宅寿命UP 結露防止と構造体保護で、住宅の耐久性が向上。 音環境の向上 高断熱・高気密で遮音性に優れ、静かな室内を実現。 住宅は「断熱」がすべてを変える。光熱費の削減、健康被害の防止、家の寿命、音環境、そして「家族の幸福度」。すべてに関わってくるのが、実は「断熱」です。私たちは、見えない場所にこそこだわり、快適さが持続する住まいを提供します。あなたの暮らしを、見えない性能が支えています。私たちは、その“見えない部分”にこそ、真価を込めています。